おしえて!瀬川さん<br>そもそもなぜ勉強をするの?瀬川さんの子育てについて聞きました。
2016.09.26  |  

おしえて!瀬川さん
そもそもなぜ勉強をするの?瀬川さんの子育てについて聞きました。

杏:前回は「子どもが勉強する気になってくれるには?」というテーマで話しました。

杏:でも、勉強についてはなにが正しいのかってわからなくて、わたしたちの間でももやもやしながら話しましたよね。

瀬:そうでしたね。

杏:学校の勉強だけできればいいのか?得意分野は子どもによって違うのに勉強だけを偏重するのか?勉強は大人になってもできるのだから、本人が必要性を感じてからやればいいんじゃないか?とか、そもそも勉強ってどうして必要なの?とか…。

瀬:ええ。わたし自身も学校の勉強はできる方じゃなくて、大人になってからの方が勉強したかもしれないくらいなの。

杏:え、そうなんですか!

■ そもそも勉強ってなぜするの?


瀬:勉強ができたほうが将来の選択肢が広がるし、勉強できない方がいいとは思わない。でも「勉強」というものを、学校の勉強だけじゃなくて広い視点で考えてもいいのではないかしら。


杏:瀬川さんご自身は、「勉強」をどんなふうに考えていますか?

瀬:子どもが自分で自立・自律して生きてく術を学ぶこと、かしら。どんなに頑張っても、親が子どもの人生を代わりに生きてあげられるわけじゃないでしょう?子どもが自分で生きていけるようにするのが子育てだと思うのよ。

杏:瀬川さんは実際に子育て中に、勉強というものをどんなふうにとらえていたんですか?

瀬:自分の子育てを振り返るとね、幼児期の遊びが子どもの感性や集中力を鍛えたと感じているの。一番下の息子は砂遊びに、積み木、ブロック、粘土、お絵描き、ミニカー、組み立てロボット、カードゲームなどなど、いろんな遊びに熱中して、徹底的に好きな遊びを極めた感じだったかしら。

杏:へえー。好きなことを禁止せず、自由にさせてあげたんですね。


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■ 本人が勉強することに納得できたときが勉強のし時


瀬:そうなの。小中学生のうちは学校の宿題をする程度で、勉強は二の次三の次で好きな遊びに熱中していたかな。それでも高校生になって自分の将来に目が向いたとたんに、猛勉強をして自分が行きたいと思う大学にストレートで合格したのよ。

杏:すごい!ご本人が勉強することに意味を見出して、それまで遊びで培った集中力を勉強に向けて爆発させたんですね。

瀬:ええ。子どもが、自分がなりたいものになるために勉強するということを納得できたときに、勉強に前向きになれるのだと思いますよ。

杏:それじゃあ、強制的に勉強をさせるのもよくなさそうですね。自力で生きていける子どもに育ってほしいのに、いつも親が指図をするのって矛盾というか…。

瀬:だから、子どもが自発的に勉強する気になるのが一番です。

杏:自分から進んで勉強する気になるにはどうしたらいいんでしょう?

瀬:勉強それ自体が楽しくて喜ばしいことだったら言われなくてもやるわよね。勉強する過程で、知らないことを知る喜びを得られるようにしてあげるのが親の役割だと思うの。

杏:知らないことを知るのは楽しいことですよね、本当は。

■ 勉強に対するご褒美と罰は逆効果!


杏:ところでよく「テストで何点とったら◯◯を買ってあげる」というセリフを聞きますが、こういう喜びの与え方はどうですか?

瀬:こういうやり方はおすすめしません。

杏:モチベーションが上がるきっかけになっても?

瀬:ご褒美や罰で勉強させようとしたら、ご褒美がほしくて頑張る子、罰が怖くて頑張る子になってしまうの。そうすると、知ることの楽しさをわかれない子どもになってしまう。

杏:そっかあ、外からの刺激がないと勉強ができなくなってしまうんですね。

瀬:そう。本当に勉強してほしかったら、前回もお話したように、親がいっしょに学ぶことを楽しむのがいいと思うの。ずっとじゃなくて、ある時期だけでいいから。

杏:学ぶことは苦行ではなく楽しいことだと、親自身が身をもって示すんですね。

瀬:子どもといっしょにわからないことを調べたりね。子どもの「なぜ?」「どうして?」の発想をつぶさないことです。幼児期には「なんで?」「それってなに?」と何でも聞いてくるけれど、面倒がらずにいっしょに探したり調べるという体験をするの。

杏:小学生のとき、母といっしょに勉強するのが楽しかったです。塾の宿題を母と頭をひねって考えて、そのあと塾で習ってきたことを家で母に披露して。

瀬:うんうん。

杏:ひとりで部屋に閉じこもって勉強させられたり、宿題をいっしょに考えることを母が避けていたら、勉強が楽しいとは思えなかったかもしれないです。

 

今日のまとめ

1. 親が子どもの人生を代わってあげることはできない。子どもが自分で自立・自律して生きてく術を学ぶのが勉強では
2. ご褒美や罰で勉強させようとすると、それらがないと頑張れない子に育ってしまう

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中村 杏奈

「famitalk」を家族の絆を深めるアプリへと育て広める志をもち、新卒で入社した第一号社員。幸せな家庭をもつことが夢の一つ。

瀬川 文子

継母としての子育て経験を通し、お互いが分かり合えるコミュニケーションの大切さを、講演、研修、著作で伝えるコミュニケーションインストラクター。

 

 

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